「ガス溶断」大阪市の製缶、溶接加工の町工場

ガス溶断について
みなさま、ご覧いただきありがとうございます。
本日はガス溶断についてご紹介したいと思います。
まずガス溶断とはどのような技術なのか?
写真にあるように鉄を高温の炎で炙り、赤くなってきたところに酸素を出し切断していきます。

溶断したあとがこちら。
簡単そうに見えますがこれがなかなか難しい💦
適切に炎の量や温度などの調整が必要になってくるので熟練の技だと思います。
「火を使って鉄を切る」──シンプルながらも奥が深いのが、ガス溶断の魅力です。
ちなみに僕がしたガス溶断がこんな感じです(笑)⇩

まっすぐのところはまだマシに見えるけど、カーブのところはガッタガタ(笑)
やはり熟練の社長と比べると一目瞭然です✨
僕も技術力アップして何でもこなせるようになるまではどれくらい時間がかかるのやら…
次は溶断したものと別のものを溶接していきます。
溶断したものと、接手を溶接しています。
そこで重要になってくるのがこの製品がどのように使われるか、だと思っています。
たとえば、水が通るだけの配管で、それほど高い圧力がかからない場合は、「水が漏れなければOK」という基準で溶接することもあります。シール性が保たれていれば、見た目や裏側の仕上げはそこまで厳密でないこともあります。
しかし、圧力がかかる配管やタンクなどの製品になると話は別です。圧がかかるということは、溶接部にそれだけの「強さ」や「密閉性」が求められるということ。こうした場面では、裏波溶接をきちんと出して、溶け込みを確保することが必要です。
ちなみにですが僕は裏波溶接はできません(笑)

SNSにも写真を投稿したのですがタケノコに見えたといわれました(笑)
同じ「溶接」作業でも、その使われ方や求められる性能によって、溶接の内容も大きく変わってきます。
まだまだ勉強中ですが、こうした現場の経験を通して、少しずつ理解を深めていければと思っています。
また今回の製品はこれで完成ではなく部品の一部にしか過ぎないのでまた登場させますので覚えておいてください(笑)
ガスを使えばいろいろなことができます



右の写真はガス溶断ですが、すごく細く切っています!僕にはまねできません
他二枚は丸棒を曲げているところです。単純に曲げてるだけのように見えますがこれにもしっかりとした技術は必要です。
すべて簡単に見えてできそうに思いますが(僕がそうでした)、一つ一つの動作にしっかりとした技術がついているからこそ簡単にできているように見えるものなんだな、としみじみ思います。
一見同じような作業でも、製品の用途によって必要な溶接の考え方は変わってきます。
安全で信頼される仕事をするためにも、日々の作業ひとつひとつを丁寧に積み重ねていきたいと思います。
このブログは不定期ですが日々更新していきますので是非またみてください。
みなさまにとって少しでも見てて面白いブログだなと思っていただけるように書いていきますのでよろしくお願いします