溶接工場から生まれたアイデア商品|親子で作り上げた“安定缶”
大阪市の溶接工場で製缶溶接を営む当社では、86歳の祖父(会長)が現役で工場に立ち、自社製品「安定缶」の組み立てを行っています。
ご覧いただきありがとうございます。
弊社オリジナル商品「安定缶」の制作風景をご紹介したいと思います。
まず、「安定缶」って何?
そう思われた方も多いと思います。安定缶の紹介ページもありますのでよかったらご覧ください。
商品が生まれたきっかけは屋根塗装の職人さんと話していて「こんなものがあればいいな…」といった声を聴いたところから考え、生まれました。
今では全国のお客様からご好評をいただいており、弊社の代表商品となっています。
そんな「安定缶」の溶接作業、製作風景をご紹介します
まず、「安定缶」ですが一つ一つすべて手作業で製作しています。


一つ一つ丁寧に溶接、仕上げ作業をし次はメッキへ
弊社ではメッキは出来ないので、協力会社さんのメッキ屋さんへと持っていきます。
メッキが上がり持ち帰ると会長の出番です!!

本当にありがたいことに、「安定缶」を一度にこれほど多く納品させていただけるようになりました。
自社で考え、試行錯誤を重ねてカタチにした製品が、実際に多くの方に使っていただき、ご満足いただける。
これは、製造業に携わる者として、何よりもうれしい瞬間ではないでしょうか。

会長の後ろ姿をパシャリとしました(笑) 工場に出てきては、自ら手を動かし「安定缶」の組み立てを担当しています。
道具を扱う手つき、仕上がりのチェック。
どれも私が学び続けている「基本」であり、「技術」そのものです。
一つひとつ丁寧に作る姿勢は、祖父から私たちへ受け継がれています。
それは決して効率だけではない、「ものづくり」への真摯な姿勢だと感じています。
製品自体はシンプルかもしれませんが、そこには現場目線のアイデアと長年の技術、そして家族の「想い」が詰まっています。
今でも現場に立ち続けているのは体力的にもかなりしんどいと思います。それなのに現場に出て、作業をする。
そこには会長がこの商品にかけてきた「想い」がひしひしと伝わっていきます。
今も元気に工場に立ち続ける祖父を見ていると、私もまだまだ頑張らないといけないなと思います。
これからも家族の力を合わせて、使ってくださる方にとって本当に役立つ製品を作り続けていきます。